塗装前の補修1
コンクリートに塗装してあればいらないはずなのですが、寸法を調整したりする為に、モルタルが塗ってあり、剥がれて浮いている箇所があれば、直さなければなりません。
鉄筋が表に出て来て錆びて、コンクリートが割れていれば直さなければなりません。
タイルの時にも書きましたが、修繕工事は経年の劣化と新築時の不具合を探して、直すことです。
どこにどのくらい不具合があったか、資料として図面に残しましょう。建物の健康診断と思って下さい。悪い所を早期発見して直すことです。
浮いて剥がれている部分は、ドリルで穴を開け、接着剤を注入して、固定します。欠けている箇所は、補修用のモルタルで埋めます。ここで削ったり、埋めたりすると、パターンと呼ばれている廻りとの化粧の凸凹と合わなくなります。
よく壁に線が入ったように見えるのは、クラックと呼ばれる割れを治した後です。あんな仕上がりで良かったのは昔の話です。
新築時吹き付けと呼ばれる方法でパターンが着けてあります。手間を惜しまず、パターンをつけて塗装すれば、どこを直したかわからない綺麗な仕上がりになります。