防水工事
屋上露出防水1
表面がざらざらになっていれば、アスファルト露出防水で、砂付仕上げと呼ばれる防水です。
表面に保護塗料が塗って有ります。以前は、太陽光を反射するシルバー、銀色の塗料が殆どでしたが、建物の高層化が有り、高い建物より反射して、眩しい等の苦情がくるためにグレーの色が殆どになりました。お好みで、グリーン、ベージュなどに塗る場合も有ります。
屋上露出防水2
新築時の防水がゴムのシートの場合は、手順は同じで、悪い部分を直して、上に全体的に貼り重ねますが、同じ素材のゴムシートを使います。
ゴムシートは加熱して溶かすのではなく、専用の接着剤を使用します。
貼り重ねて直す注意点は、同じ材質でなければならない事です。
屋上保護防水
コンクリートの黒い目地が、割れたり、浮いたりしている場合が多いですが、コンクリートのひび割れを防ぐ為のもので防水の性能に関係有りません。
最近さすがに、この目地だけを直してお金を取る業者はいなくなりました。
保護防水は劣化の面では強いですが漏水してしまうと、部分的に直せないので、同じように修繕したほうが良いです。
バルコニー防水2
ウレタン防水より高級感のある仕上がりにしたかったら、塩ビシートでしょう。
排水溝や壁との取り合い巾木はウレタン防水になります。
平らな部分以外をウレタン防水してシートを貼ります。エアコンドレン用の溝をシートに埋め込めますので、ドレンホースが排水溝まで這わないで綺麗にまとまります。
共用廊下防水
バルコニーの防水と同じですが、廊下は通行を止められない問題が有ります。
ウレタン防水では、特別にすぐ固まる機械で塗る工法で防水します。
機械式のスプレーで撒きますとゆず肌になって固まり、すぐ歩けますが、霧になって飛ぶ為に、壁など他のところを汚さないようにビニールで全部覆います。
シーリング
壁の各階のコンクリートを作る時のつなぎ目部分や、窓や扉の周りの部分の溝に塗ってある防水です。
塗るというより、パテ上の材料を専用のポンプで、溝に押し込みヘラで、きれいにならして仕上げます。